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「イメージの力」展

「幻想の森」展の作品の発想が済み、ひと段落したところです。

昨日は石川県立歴史博物館へ「イメージの力」を見に行きました。

国立民族学博物館コレクションの世界各地のお面、偶像、祭壇を展示しています。精霊や神という目に見えないもの(イメージ)を、誰にでも見えるように人間を模してお面や像を作る。同じように人間をかたどったお面や象が離れた文化でも行われていることが驚き。

とくに写真の「狩猟の神」には目をひかれました。普段、「丸っこいもの」「目が丸いもの」「ユーモラスなもの」は総じて「かわいい」と見なしている。この像にも最初は「かわいい」と思ったものの、「角が生えている」「犬の頭が180°回転している」「歯をひんむいている」ことに気付き、「こわい」になった。しばらく見ていても「かわいい」と「こわい」の間を判断が行ったり来たりして基準がゆらい着ます。あまり簡単に「かわいい」と言わないようにしよう、と反省。

石川県立歴史博物館で9月3日までです。

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